ドイツ人の景観に対する意識
フランクフルトに限らず、欧州の都市は街全体で景観を守ろうとする意識が凄く高いです。
ここフランクフルトは第二次大戦で連合国からの激しい空襲を受け大きな被害を受けましたが、
手間ひまをかけてでも、元の街並・景観を再現させようとする姿勢が写真から伝わってきますね。
石畳は歩きにくいし整備するのがとても大変です。
煉瓦づくりの家屋は建てるまでに時間が掛かります。
誰が見ても、現代社会に求められている合理性とは逆行しています。
お金と労力がかかる選択を敢えて取っているわけですが、
彼らはやはり故郷に対しての愛着というかプライドを持っているようです。
写真も観光客があまりこないような、決して人通りの多くないところではありませんが、
石畳と古くからの街並みが見事に再現されています。
※屋内は分かりませんが
他国のこうしたプライドやアイデンティティの高さを見せつけられると、
果たして日本、私の住んでいる地域ではどうだろう。。と考えさせられます。
今までは、欧米の人達は合理主義者ばかりが集まっているイメージを持っていましたが、今回の訪問で、そのイメージは完全に払拭されました。